柔道女子のロンドン五輪代表が30日、北海道釧路町で合宿を公開し、金メダルが期待される48キロ級の福見友子(27=了徳寺学園職)や52キロ級の中村美里(23=三井住友海上)らが汗を流した。

 乱取りで、得意の背負い投げを重点的に確認した福見は「すごく充実している。これまで自分が柔道に対して考えてきたこと、学んできたことをすべて出し切って、必ず金メダルを取りたい」と誓った。

 女子代表でただ1人、2大会連続出場となる中村は、福見に続く7月29日の2日目が試合日。「まずは福見さんが金メダルを取ってくれると思うので、その勢いに乗れたら。今の調子は80%。ロンドンで100%にしたい」と力強く話した。

 また、7月1日で29歳の誕生日を迎える63キロ級の上野順恵(三井住友海上)は「30代が待ち遠しいですね」と笑い、「もっと練習して自分の不安要素を取り除いて、万全の状態で五輪に入りたい」と意気込んだ。