<スピードスケート・ショートトラック:ソチ冬季五輪代表選考会>◇15日◇大阪プールアイススケート場

 スケート5姉妹の菊池家の四女、菊池萌水(もえみ、21=早大)が逆転で初の五輪切符を手にした。総合P5位の斎藤と40点差の同6位で、ラストの1000メートルの5~8位決定戦を迎えた。斎藤との直接対決を制して逆転。「勝たないと五輪はなかった。やるしかないと思った」。前日14日早朝に長野を出発して大阪にかけつけた両親に吉報を届けた。同8位で落選した五女純礼は「頑張ってほしい」。

 これでスピードスケートの次女彩花と姉妹同時出場の可能性が出てきた。レース前に彩花から「頑張れ」と連絡をもらって「私も頑張ってほしいと思う」と萌水。女子は3000メートルリレーでメダルを目標に掲げている。萌水は、リレーのリザーブメンバーとしての選出。「いつでも即戦力になれるように、コンディションを整えたい」と、初めての夢舞台を見据えていた。