ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機の五郎丸歩(33)が7日、浜松学芸中でラグビー授業を行った。静岡県が地元開催のW杯に向けて実施する、ルールや精神論などを学ぶ教本配布活動の一環。チームメートの山村亮(37)ゲリー・ラブスカフニ(23)とともに、キックを披露したり質問に答えるなどして、中学生約150人と触れ合った。授業の最後には、「国を背負って戦う姿を見たら、良い意味でショックを受けると思う。心の底から楽しめるように勉強してほしい」とエールを送った。

今年4月に同中で創部されたラグビー部の池田准登さん(3年)は「1日5時間練習すると聞いたので、見習って頑張りたいです」と、刺激を受けていた。

県のW杯推進課は県内の小中学生約2万7000人を、袋井市のエコパスタジアムで行われる日本戦以外の3試合に招待する予定。この日始まった選手による交流授業は計72校で予定され、ラグビーの普及を進める。【和田憲明】