ラグビーW杯(ワールドカップ)フランス大会が8日(日本時間9日)が、パリ郊外のサンドニで開幕した。

開幕試合のフランス-ニュージーランド戦に先だって行われたセレモニーでは、フランスの文化や街並みをイメージした踊りやラグビーの要素を織り込んだパフォーマンスが繰り広げられ、終盤では、フランスを象徴するエッフェル塔の模型が、下から立ち上がるような形でグラウンドのど真ん中に登場。頂上に向かってワイヤを付けた出演者の1人が飛んでいくパフォーマンスが披露された後、塔の頂上にW杯の優勝カップ「ウェブ・エリス・カップ」も登場。スタンドに詰めかけた7万8690人からは、合唱のような大歓声がとどろいた。

SNS上では、この演出に「エッフェル塔が飛び出してきた」「エッフェル塔が建設された」「下からせり上がってきたかと思ったけどどうやって建ったんだあのエッフェル塔」と、思わぬ形の演出に驚くつぶやきも相次いだ。

エッフェル塔といえば、日本では、自民党女性局のフランス研修の際、女性局長を務めていた松川るい参院議員が塔をバックに、手で塔を表す三角形をつくったポーズで撮影した写真をSNSに投稿。「観光旅行のよう」と猛烈な批判を浴び、松川氏の女性局長辞任にも発展した。

SNS上でも「るいるいエッフェル塔擦られてますやぁんかぁ」「まさかの『エッフェル塔!』公金で行ったら叩かれますよ」「エッフェル塔ポーズ!」など、エッフェル塔と松川氏を関連づけた投稿もみられた。

セレモニーに登場した模型のエッフェル塔は式典後、まっすぐ立ったまま、下の方からたたまれるような形で、だんだんしぼんでいき、セレモニーでの役目を終えた。

【ラグビーW杯】特集ページ>>