為末氏&高桑氏が「運動会で勝つ秘訣」伝授
- 正しい姿勢のスキップを披露する高桑氏
01、05年世界陸上男子400メートル障害銅メダリストの為末大氏(36)は、ロンドンパラリンピック陸上女子日本代表の高桑早生氏(22=慶大)とともに、陸上の基本を参加者たちに伝えた。
午前の部ではリズムを取る練習や頭を使う運動でウオーミングアップ。正しい姿勢の作り方をスキップなどで手本を見せながら説明した。為末氏は上半身をリラックスさせることや親指の付け根のふくらんだ部分である、母子球に体重を乗せることの大切さを説き、「体をまっすぐ、姿勢をちゃんとすることが大事」と話した。
さらに、子どもたちに「運動会で勝てる秘訣(ひけつ)」を伝授。為末氏は「運動会は距離が短いからスタートが大事。背中を丸めた姿勢から前に転んでいくのがスタートダッシュ。前に思いっきり体重をかけて」とアドバイス。クラウチングスタートの練習も取り入れた。「親指の付け根で走って、かかとをゴールまでつけないで走ること」と速く走るコツを伝えた。
- ミニハードルを使用し、デモンストレーションを行う為末氏
午後の部では陸上部所属の学生らを中心に、姿勢を良くしてピッチを上げる練習やミニハードルを使った練習を実施。参加者は真剣な表情で練習に取り組んでいた。高桑氏も義足の参加者らと談笑しながら、ダッシュを繰り返した。
為末氏は「体を動かすのはすごく楽しいことなので、いろいろなスポーツやスポーツじゃなくても、体を動かすことを楽しんでほしい。スポーツの1番いいところはいろいろな交流が生まれること。交流が続いていったらいいなと思う」と期待。高桑氏も「車いすや義足の人たちは自分のできないことや苦手なこともあると思うけれど、どうやってスポーツを取り入れていくかという考え方も勉強になったと思う。工夫してもっともっと速くなっていってほしい」とエールを送った。
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