<都市対抗野球:JR九州4-3NTT東日本>◇5日◇準々決勝◇東京ドーム

 JR九州(北九州市)が、NTT東日本(東京都)に本盗でサヨナラ勝ちした。1回に2点を先制しながら逆転を許し、2-3で迎えた9回裏。1番田中マルシオ敬三内野手(30=東農大)の左前適時打で1点を返し、続く四球でなおも1死満塁。3番藤島琢哉外野手(27=九州東海大)のスクイズ空振りの間に、三塁走者の田中允信外野手(24=東亜大)が一気に生還した。「ダブル田中」の活躍に、吉田博之監督(51)は「土壇場でうちの粘り強い野球をやってくれた」と笑顔が絶えなかった。