<東都大学野球:亜大6-0東洋大>◇第6週2日目◇14日◇神宮

 亜大は勝ち点を2として優勝に望みをつないだ。

 今季2度目の先発となった倉又啓輔投手(4年=上田西)が7回2死まで無安打投球し、2勝目を挙げた。倉又は「甘く入ったストレートを打たれた。無安打?

 たまたまと思ってました」と大記録を逃した1球を振り返った。左ヒジの靱帯(じんたい)を損傷、07年9月にひざの靱帯を移植する手術を受けた。一時は野球を辞めようとしたが、今春初勝利を挙げ、秋も2勝目だ。卒業後は社会人で野球を続ける。「辞めなくてよかった」と笑顔で話していた。