全国高校野球選手権大会(6日開幕、甲子園)に出場する早実(西東京)のスーパー1年生・清宮幸太郎内野手に、関西も歓迎ムードだ。宿泊地となった兵庫・尼崎市内の飲食店も1日、怪物ルーキーへの期待が高まっていた。

 清宮君、待ってるで! 急きょ宿泊地となった兵庫・尼崎市内も、にわかに盛り上がってきた。開幕前では初という大会期間中の宿舎変更など、異例の“フィーバー”を巻き起こしている16歳は、今日2日に大阪入り。明日3日に甲子園見学と組み合わせ抽選会に臨む予定だ。

 前日7月31日に、清宮ら早実ナインが東京都庁と主催者の朝日新聞を表敬訪問。カツカレーをほおばる姿が関西圏でも写真付きで報じられた。宿舎近くにあるカレー専門店の中西俊介店長(37)は「甲子園出場校の生徒さんたちも、毎年のように来られている。ぜひ(清宮にも)来ていただきたいですね」と話した。同店は量を自由に注文できるといい「先日は成人男性に1400グラムの注文をいただいた。ご飯がある限り大丈夫」と同店長。軽く2皿を平らげた“清宮サイズ”にも対応可能だという。

 宿舎側も着々と準備を進めている。「都ホテルニューアルカイック」のスタッフは「突然の変更だったが、例年どおり対応する予定」とした。ただ、他の宿泊客も多いため、食事会場への移動などで一般ファンと接触する可能性も考えられる。同スタッフは「先方(早実)と打ち合わせをして、要望があれば(対応を)検討する」。警備態勢の強化なども視野に入れ、注目スラッガーの到着を待つ。