滝川二(兵庫)のスピードスター、根来祥汰外野手(3年=174センチ、68キロ、右投げ左打ち)が5打席すべて出塁の3打数3安打2四球と大暴れした。

 1回の第1打席で50メートル、5秒9の俊足ぶりをいきなり披露した。バットにちょこんと合わせたゴロが二塁へ。陸上選手のようにしっかりと腕を振りブレのないフォームで全力疾走し内野安打とした。バットが当たった瞬間から一塁ベースを踏むまでのタイムは3秒87。イチロー級のタイムをマークした。

 第2打席と第3打席は中前安打。第4打席は四球、第5打席は敬遠四球で出塁率は10割。5回に試みた二盗は失敗も持ち味を存分に発揮した。チームは9回裏、4-3でサヨナラ勝ちした。