U18W杯は3日から2次リーグが行われる。1次リーグの結果を持ち越すため、A組を5戦全勝で首位通過した日本は2勝無敗からのスタートとなる。

 2日は大阪市の舞洲スタジアムで約2時間、打撃練習を中心に汗を流し、西谷監督は「日本の粘り強い丁寧な野球で最後まで勝ち上がりたい」と悲願の初優勝に闘志をのぞかせた。打率7割、11打点と1次リーグ2冠王の勝俣(東京・東海大菅生)はフリー打撃で柵越えの当たりを放ち「一振りで流れを変えたい。点に絡める活躍をしたい」と意気込みを示した。

 合計7人が投げた投手陣は5試合で1失点、防御率0・00と盤石で、西谷監督は「いい者からどんどん投げさせる」と話した。3連覇を目指す米国を1次リーグで完封した佐藤世(宮城・仙台育英)は「どこが相手でも勝つことだけを考える」と万全の構えだ。

 3日は1次リーグB組3位のカナダと、4日は全勝で同1位の韓国、5日は同2位のキューバと対戦する。韓国の李鍾道監督は「日本は守備がよくて強い。打者では勝俣、清宮(東京・早実)を警戒している」と話した。