初優勝を狙う日本が、2次リーグ初戦でカナダに快勝した。

 2次リーグは1次リーグの結果を持ち越す。A組を5戦全勝の日本は、すでに米国、オーストラリアに勝利しているためこれで3勝0敗の単独首位となった。

 先発は夏の甲子園準優勝投手の佐藤世那(3年=仙台育英)。左膝の違和感で1日のメキシコ戦を欠場した清宮幸太郎内野手(1年=早実)が「4番指名打者」でスタメン復帰した。

 佐藤は2回に暴投で先制を許したが、決め球のフォークを武器に、大リーグ・マーリンズの1巡目指名選手であるカナダの4番ネイラーを2連続三振に斬るなど安定感抜群の投球で、2試合連続の完投勝利。2失点13奪三振と試合を作った。

 打線も、1点先制された直後の2回に先頭オコエが投手を強襲する安打で一気に二塁を陥れると、1死三塁から郡司の遊ゴロの間にオコエが生還し同点。3回には平沢、オコエの連続タイムリーで3点を追加し、勝ち越した。

 その後も5回に杉崎の犠飛で加点。投打がかみ合い日本が初優勝へ前進した。