日本の清宮幸太郎内野手(1年=早実)が、9打席ぶりのヒットを放った。

 2試合連続で「4番DH」で先発。2打席凡退で迎えた5回無死一、二塁、低めの144キロ直球を中前にはじき返した。

 中堅手の失策もあって貴重な追加点をもたらした16歳は「1本出ると出ないじゃ違う。いい場面でヒットが出て良かった。ベンチを見たらみんながワイワイしていて、うれしかった」と喜んだ。

 6回の第4打席は遊撃へのボテボテのゴロに激走。内野安打となり、今大会初の甲子園でマルチ安打をマークした。

 チームは7戦全勝で、1試合を残して米国との頂上決戦が決定。「バーグナーは韓国戦で投げているのを見た。楽しみです」と、来年のMLBドラフトで全体1位候補に挙がる最速156キロ右腕との対戦を心待ちにしていた。