秋の大阪連覇を目指した大阪桐蔭が、延長戦で敗れた。

 中盤6回で5-1とリードも、7回に4点を失い、同点に追いつかれた。終盤はともにエースが救援登板し、ともに追加点を奪えない展開が続いた。

 延長13回1死一塁から大商大堺に二盗を決められ、盗塁を阻止しようとした捕手が二塁に悪送球。さらに送球をカバーした中堅手が三塁に悪送球とミスが重なり、決勝のホームインを許した。その裏に2個の死球で1死一、二塁と好機をつかむも、6、7番が凡退。すでに17日開幕の近畿大会(滋賀・皇子山)出場を決めてはいたが、西谷浩一監督(46)は「相手にミスが出ても、得点につなげることができない。近畿大会までに修正するしかない」と厳しい表情で球場をあとにした。