第88回選抜高校野球大会(3月20日開幕、甲子園)の運営委員会が大阪市内で行われ、同大会から甲子園の中央特別自由席内のバックネット付近に「ドリームシート」118席を新設することを決めた。

 全日本軟式野球連盟に所属する小中学生の軟式野球チームの選手を連日、無料で招待する。招待選手は毎試合ごとに入れ替える。日本高野連は少子化の影響などによる少年野球人口の減少に危機感を持ち、甲子園の“特等席”の観戦から次代の高校球児を育てることを決めた。竹中事務局長は「その席での観戦を楽しみにしてくださっているファンも多いですが、高校球児育成という点でご理解いただければ」と説明した。夏の甲子園大会でも同シートは導入される予定だ。