横浜が日大高に圧勝し、2季連続の優勝を飾った。春は2年ぶり12回目。1~3番には1年生を先発起用し、15安打で11得点を奪った。

 ルーキーを育てながら、優勝した。それだけの層の厚さを見せた。決勝戦の上位打線には1年生が並んだ。初回。右打席に入った2番遊撃の斎藤大輝内野手(1年)が、外角高めの直球を右前へ流した。7回2死満塁では初球の直球を中前へ運び、ダメ押しの2点を追加した。

 2度目の先発で結果を出し2安打2打点を挙げた。戸塚シニアでは中学2年時に全国4強。50メートル6秒1の俊足と抜群のミート力が売りだ。斎藤は「4回の満塁のチャンスで打てなかったので、7回は初球から行こうと思っていました」と汚名返上し笑みがはじけた。

 相洋戦で本塁打を放った1番の長南有航外野手は1安打、3番の大型ルーキー万波中正外野手は無安打だった。「2人の存在は刺激になりますが、自分は単打を意識して自分のプレーをしたい」と頼もしかった。横浜と日大高は関東大会(21日開幕、群馬)へ出場する。【和田美保】