横浜(神奈川)は1-5で前橋育英(群馬)に完敗し準優勝に終わった。

 背番号1の左腕、石川達也投手(3年)が先発も5回5失点で降板。7回からはドラフト上位候補の藤平尚真投手(3年)を3連投のマウンドへ送ったが、逆転はならなかった。

 藤平は「6番右翼」で先発出場。2安打を放ち、投げても3回1安打無失点、最速148キロと奮闘したが及ばなかった。

 藤平は「優勝したかった。3連投してでもという気持ちでした。3連投は初めてでしたが、冬の間、肩、肘を鍛えるトレーニングをしてきたので。その成果で連投や長いイニングを投げる力は付いてきたと思います」と話した。

 今大会は背番号10を付け3試合に登板。計18イニングを投げ1失点に抑えた。「(背番号1の)石川よりいい投球をしたいという気持ちがありました。平田監督にはそれを見せられたと思います」と手応えは十分に感じ取っていた。

 平田徹監督は「石川は中2日でテストに近い状態で先発させたがボールが走っていなかった。藤平は夏を見据えて3連投させた。藤平にとってはいい経験になったし収穫です」と話した。