3年連続の因縁対決は星稜に軍配があがった。

 4回に川岸の2ランで星稜が先制。5回に小松大谷がすぐさま同点に追いつくもその裏、「ゴジラ2世」の異名を持つ2年生エースで4番の寺西健投手が2点二塁打を放ち、勝ち越しに成功。その後も追加点を重ねた。小松大谷も6点ビハインドの9回2死から反撃。3番喜多隆介捕手(3年)の適時二塁打で2点を返したが、ここまでだった。

 両校は14年の決勝、昨年の準々決勝で対決しており、14年は小松大谷が8-0とリードして迎えた9回裏に、星稜が9点を奪い大逆転サヨナラ勝ち。昨年は星稜が3-0で迎えた9回裏に、小松大谷が4点を奪って逆転サヨナラ勝ちしていた。

 星稜・林和成監督(41)は、「最後の場面は過去のことが頭をよぎりましたけど、選手がそれ以上に頑張ってくれました」と話した。敗れた小松大谷の西野貴裕監督(41)は「最後に強い諦めない気持ちを見せてくれました。感謝したいです」と粘り強く戦った選手たちをたたえた。