公式戦経験者は八和田恭希主将、池田光汰二塁手(ともに3年)の2人だけ。実戦不足を補うため、大型連休は函館と青森に遠征。練習試合を11戦こなし、青森山田戦では4者連続本塁打も記録した。それでも、この日の初戦は「みんなシートノックからガッチガチで足が動かなかった」(八和田主将)。中盤から徐々に打線がつながり、本来の動きを取り戻した。

 サッカー部が応援に駆けつけた。にぎやかなスタンドに上林監督は「学校全体が勢いづくチームになれれば」。春季は8年連続で全道に進出している。「まずは地区の代表になりたい」と八和田主将。強豪が新たな1歩を踏み出した。【西塚祐司】