日大三(東京1位)は高崎健康福祉大高崎(群馬1位)に15-10で敗れ、準優勝に終わった。

 3点ビハインドで迎えた6回裏、無死一塁から日置航内野手(3年)の適時二塁打と相手失策で同点に追いつき、さらに9番・高木翔己外野手(3年)の中前適時打で7-5と勝ち越した。

 しかし、7回表には高崎健康福祉大高崎の6長短打に失策、2死球も絡み、一挙7失点。8、9回にも本塁打を浴び3失点した。9回裏には、4番・大塚晃平外野手(3年)がセンターバックスクリーンに2ランを放ち2点を返したが、あと1歩及ばなかった。

 最後に通算18本目の本塁打を放ち、4番の意地を見せた大塚は「打った球は真っすぐ。ランナーを回そうとした結果。自分が打つと盛り上がる。もっと長打を打ちたい」と話した。

 準優勝とはいえ、2回戦の山梨学院戦では河村唯人投手(3年)、準決勝の常総学院戦では広沢優投手(3年)が好投。今日はエースの中村奎太投手(3年)も温存して戦った。小倉全由監督(61)は「ピッチャーがある程度投げられることが分かった。少し休ませて、夏に向けてしっかり練習すれば、もっと良くなる」と、連戦の夏へ手応えを語った。