作新学院の右腕、高山陽成(3年)が、「背番1」で夏初お目見えした。作新のエースナンバーといえば、江川卓氏(元巨人)、八木沢荘六氏(元ロッテなど)、今井達也(西武)らそうそうたるメンバーが背負ってきた。かなりの重圧がかかる番号だが、高山は言った。

 「監督からも、『第三者はすごいと見るかもしれないが、お前はただ作新の1番のユニホームに袖を通しているだけだぞ』と言われ、意識しないようにしています。恥のない投球をしなくちゃいけないと思うけど、まずは自分の投球をするだけ」。この日は先発して3回を1安打、4三振の無失点。直球最速は141キロをマークした。小針崇宏監督(35)は「(高山は)まだこれから。修羅場を迎えてどう成長の跡を見せるか」とテーマを課した。