第100回全国高校野球選手権大会で、快進撃を見せた秋田代表の金足農の選手たちが準優勝から一夜明けた22日、大阪府守口市内の宿舎で取材に応じ、1回戦からの6試合で計881球を投げたエースの吉田輝星投手は「甲子園は最高の場所だった。チーム全員で団結できたのが一番うれしかった」と言葉に実感を込めた。

 秋田県勢としては1915年の第1回大会の秋田中(現秋田)以来、103年ぶりに決勝に進出。東北勢悲願の甲子園大会初制覇は逃したが、3年生9人だけによる公立校の躍進は日本中を沸かせた。主将の佐々木大夢選手は「感謝しても、しきれない。秋田に帰ってから、何て言えばいいんだろう…」と、これまでの大応援に感無量の様子だった。