日本学生野球協会は5日、都内で審査室会議を開き、大学2件、高校11件の処分を決めた。

高校11件の中には、暴力、暴言とは異なる事案が3件あった。

会議に出席した日本高野連の西岡宏堂副会長が「聞いたことがない…」と絶句したのは、A県B校の事案だ。被害者の特定を防ぐため匿名とされたものだが、30代の男性部長がセクハラで処分された。ラインを用い、部員14人に対し、自慰行為を行ったかなど、わいせつな質問を繰り返していたというもの。部員の通報で2月7日に発覚。部長は2月7日から半年間の謹慎処分を受けた。

津名(兵庫)の20代の顧問は、盗撮で1月29日から2年間の謹慎。JR三ノ宮駅のエスカレーターで、前にいた女性のスカートの中をスマホで盗撮したというもの。警戒中の警官に現行犯逮捕され、略式裁判で罰金30万円を課された。

猿投農林(愛知)の20代の監督は、児童ポルノ法違反で昨年12月14日から2年間の謹慎。ネット上に児童ポルノを陳列し、昨年12月に京都府警に逮捕された。罰金50万円を課された。

2年間の謹慎は、無期謹慎をのぞけば、もっとも長い処分となる。