18年以来3年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決めた二松学舎大付・市原勝人監督(56)は「王者の胸を借りるつもりでやりました。たまたま流れがうちに来ましたが、秋山がよく投げてくれました」と、春の都大会優勝校の関東第一を相手に1失点完投したエース秋山正雲投手(3年)をねぎらった。

9回の前に「まだまだ終わってない。ここからは気持ちだぞ」と告げると、「気持ちでは負けません」と返されたという。「頼もしいなと思いました。技術以上に、メンタル面、人間的な部分で成長したと思います」と目を細めた。

甲子園での目標を聞かれると「今までは『1つ勝つ。後は東京の名に恥じないように』と言ってきましたが、これで4度目。優勝を目指して頑張ります」と力強く答えた。