発熱による体調不良で戦線離脱していた楽天荘司康誠投手(23)が、まもなく復帰登板を迎える。26日、楽天モバイルパークでの投手練習に参加。29日ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発予定で、4月6日ソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)以来、3週間ぶりの登板となる。「4月は全然働けてないので、なんとかちょっとでも、(球数)制限がある中でもイニングを食えたら、アウトを1つでも多く取れたらいいなと思います」と意気込んだ。

体調不良で4日間ほど寝込んだというが、離脱期間は必ずしもマイナスばかりではなかった。「投げるのが結構うまくなった気がするので。休んだことによって体の感覚も変わりましたし、トレーニングの仕方とか、いろいろ試しながらやっていいかなっていう気付きはあった」と振り返る。

25日の日本ハム戦では、ベテラン岸が7回1失点で新人から18年連続勝利を挙げた。直球は140キロ台前半と決して速くはないが、変化球とのコンビネーションでテンポ良く打者を打ち取る投球術に「ああいうのがうまいピッチングって言うんだろうな」と尊敬のまなざしを向ける。

荘司は「今は僕は若くてビュンビュン投げられているからいいですけど、強く投げられる中でああいうピッチングができたら鬼に金棒だと思う。『岸さんだからできる』『すげえ』とかで終わるんじゃなくて、僕もできるようになりたいと思ってやってます」と力を込めた。

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