<高校野球IBAF18U世界選手権:日本7-0チェコ>◇4日◇予選第1ラウンド◇韓国・蚕室

 日本がチェコに快勝し、通算4勝1敗で予選第1ラウンドを終えた。

 聖光学院の右腕エース岡野祐一郎(3年)が先発し、5回を4安打無四球5三振で完封した。130キロ台中盤の直球で強気に攻め「低めに集められて良かった。最初は緊張したけど、回を重ねるごとに落ち着いて投げられた」。5回裏途中に激しい雨で試合が中断したが、裏攻めの日本がリードしていたため、ゲームが成立した。

 今夏の甲子園では、昨夏王者の日大三に2-1で勝利。両サイドを臆することなく突き、1失点で完投したのが岡野だった。日本の指揮を執る日大三・小倉全由監督(55)は「外と内に投げ分けられる。そんなに打たれないと思っていたし、安心して見ていられた」と、その投球術をほめたたえた。

 2日に高校で1学年先輩だった歳内(阪神)がプロ初登板で好投したことが大いに刺激になったようで、右腕は「自分もさらに頑張りたい」と話した。