たび重なる手術からの復活を目指す阪神高橋遥人投手(28)がウエスタン・リーグくふうハヤテ戦(甲子園)に先発した。復帰後3度目の登板は1回を1安打無失点。直球の最速は147キロだった。

甲子園は21年11月6日のCS巨人戦以来、2年半ぶり。2軍戦ながら8776人を集めた。前日3日に予告先発が発表されてから3000枚が売れた。大歓声を受けた左腕は「練習中とか、ベンチ前でキャッチボールしている時とかいろいろ感じました。みんなの前で投げられているのが幸せ。1回目より2回目、2回目より今日の方がよく感じた」と、完全復帰が近いことを実感した。

左の肩、肘、前腕にメスを入れた。回復状況によって次回からイニング数が伸びる可能性がある。「3回投げさせてもらって、自分でもそろそろだろうなと思う。複数回になっても、しっかり投げ切れたら」と笑顔だった。【柏原誠】

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