プロ野球の現役選手が高校球児を指導するシンポジウム「夢の向こうに」が21日、福島・いわき市のいわきグリーンスタジアムで行われた。

 多くの球児の中でも、ひときわ目を引いたのが、湖南の右の大砲コンビだ。遠藤慈捕手(1年)は、身長181センチ、体重100キロで、堂々の4番打者。左翼の二瓶勝登外野手(1年)は身長163センチ、体重96キロ。笑顔を絶やさず並んで素振りする姿は、ほのぼのとしつつスケール感を醸し出す。遠藤は「西武の中田捕手に、二盗の際の送球について教えていただきました。勉強になりました」と言えば、二瓶は「(元オリックス)田口さんに、外野フライを追うときは、目がぶれないようにと言われました。目を力みすぎると、首、肩、背中と全身が固くなる。視野を広くリラックスすることが大事と言われました。緊張するタイプなので、参考になりました」。プロの指導に感激していた。