<センバツ高校野球:新庄6-0東海大三>◇25日◇1回戦

 新庄(広島)の左腕、山岡就也投手(3年=173センチ、70キロ)が13三振を奪い2安打完封した。

 5回まで奪三振ショーを演じた。毎回の10三振を奪った。

 1回の立ち上がり。最速138キロの直球と鋭いスライダーで3者連続三振。2回も先頭打者を三振に仕留め4者連続三振の好スタートを切った。

 その後も三振を積み重ね5回までに10個を奪った。

 6回以降は相手打線の早打ちもあり3三振にとどまったがそれでも2安打完封、13三振を奪う快投だった。

 右足を顔のあたりまで高々と上げるダイナミックなフォーム。昨年は巨人入りした田口麗斗投手の控えだったが、初めての甲子園のマウンドで躍動した。

 山岡は「すごい良かったと思います。疲れも全然ないし練習の成果が出ました」と話した。三振については「狙ってないです」と言い、自己採点は「80点」。「球速がいつもより出ていなかったので。140を超えるところを見せたい」と話した。