<全国高校野球選手権:三重9-3沖縄尚学>◇22日◇準々決勝

 三重が16安打を放って沖縄尚学に9-3で圧勝し、初の準決勝に進出した。

 三重は1回に1点を先制。4回表も1番長野勇斗外野手(3年)の2点適時三塁打で追加点を入れた。

 4回裏に2点を返されたが、直後の5回、4番西岡武蔵内野手(3年)のソロ本塁打や9番今井重太朗投手(3年)の走者一掃の二塁打などで5点を入れ、8-2とリードを広げた。「琉球のライアン」沖縄尚学・山城大智投手(3年)を打ち崩した。山城は7回裏に代打を送られ、8失点で降板した。

 沖縄尚学は8回に1点を返したが、三重も9回、6番内田蓮内野手(3年)が本塁打を放ち、9-3とした。

 今井は投球で11安打を許したが粘り強く完投した。投打にわたる活躍だった。「相手がどこでも自分の投球をしようと思っていた。先頭打者を出しても、次の打者を抑えることができた」と振り返った。