甲子園春5度、夏15度の出場を誇る古豪・秋田商の小野平監督(59)が勇退したことが28日、分かった。16日の県予選3回戦で敗退後の翌17日に学校長に辞表を提出し、受理されたという。05年末に前立腺がんを手術。以降体調を崩すことが増え「生徒に迷惑をかけたくない」と決断した。同氏は85年に能代商を率い甲子園初出場。95年から母校秋田商で指揮を執り、石川雅規投手(ヤクルト)を擁した97年夏の甲子園は初戦突破。佐藤剛士投手(広島)のいた04年センバツで8強、06年センバツでも8強に進出した。