<春季高校野球:関東大会>◇17日◇準々決勝◇水戸市民ほか

 エッ、上州のイチロー?

 攻走守そろいプロが注目する、前橋商(群馬1位)の後藤駿太外野手(3年)が3安打2打点1盗塁と活躍、日大鶴ケ丘に6-2で勝った。初回1死一塁で初球を狙い打ちし中堅122メートルを越す先制2ラン。後藤は「一塁に走者がいたので、相手は盗塁を警戒して真っすぐがくると狙った」と振り返った。右足を振り子気味に上げる打法はイチローそっくり。50メートル走6秒0、遠投115メートルの好素材は初の4強入りでまた評価を上げた。