第８４回選抜高校野球大会（甲子園）が開幕し、大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手（３年）、花巻東（岩手）・大谷翔平投手（３年）がともに最速１５０キロをマークした。甲子園で１５０キロ台の競演はスピードガン普及後初めてだ。
スピードガンを用いた球速表示は速球派の小松辰雄（中日）が騒がれた７０年代後半から新聞紙面に登場。日刊スポーツでは７９年５月３日に「スピードガン忍者が行く」と題し、記者が無線技士の資格を持つ社員を連れて実測したのが事始めとなっている。これまで甲子園の速球対決では０５年夏準決勝で辻内崇伸（大阪桐蔭）１５０キロ－田中将大（駒大苫小牧）１４９キロ、０９年夏準々決勝で今宮健太（明豊）１５４キロ－菊池雄星（花巻東）１４９キロがあったが、双方が大台到達はなかった。【織田健途】＜甲子園で球速１５０キロ以上を出した投手＞１５８キロ
寺原隼人（日南学園）
０１夏１５６キロ
辻内崇伸（大阪桐蔭）
０５夏
〃
佐藤由規（仙台育英）
０７夏１５５キロ
菊池雄星（花巻東）
０９夏１５４キロ
今宮健太（明豊）
０９夏１５３キロ
平生拓也（宇治山田商）
０８春
〃
北方悠誠（唐津商）
１１夏
〃
釜田佳直（金沢）
１１夏１５２キロ
西浦健太（天理）
１０春１５１キロ
松坂大輔（横浜）
９８夏
〃
新垣
渚（沖縄水産）
９８夏
〃
山口
俊（柳ケ浦）
０５春１５０キロ
田中将大（駒大苫小牧）
０５夏
〃
大嶺祐太（八重山商工）
０６夏
〃
岩崎
翔（市船橋）
０７夏
〃
秋山拓巳（西条）
０９夏
〃
大谷翔平（花巻東）
１１夏
〃
藤浪晋太郎（大阪桐蔭）
１２春
