阪神原口文仁内野手(32)が29日、15年目で初めて国内FA権の取得条件を満たした。

帝京(東京)から09年ドラフト6位入団。腰痛で13年から16年4月まで育成契約。支配下復帰した同年に1軍初出場、捕手として活躍した。19年1月に大腸がんを公表したが、手術を経て同年シーズン中に復帰した。近年は代打の切り札として出場が続いている。

「ファームにいた期間が長く、FAは全く想像もできなかったけど、たくさんの方に携わっていただいてこの権利を取れた。ケガがあったり病気もしたりで、1軍で活躍することを目標にやってきた。戦力になれた証しだと思う。ありがたい気持ちでいっぱいです。まだ使う、使わないかは自分の中では実感が湧きません」と話した。

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