「美味しんぼトレーニング」の開始だ。21世紀枠として都立校初のセンバツ出場を決めた小山台(東京)は一夜明けた25日、大田区内にある麻布学園多摩川グラウンドで練習を行った。エース右腕の伊藤優輔投手(2年)が、マウンドに上がってシートバッティングをするなど4時間にわたる実戦的練習を堪能した。漫画「美味しんぼ」の原作者である雁屋哲氏や菅直人元首相ら著名OBからのサプライズはなかったが、伊藤は「クラスでクラッカーを鳴らしてもらいました」と仲間の祝福を喜んだ。課題は体重を2~3キロ増やすこと。「タンパク質多めの食事を心がけ、朝は豆腐を食べています」と食事もトレーニングの一部にし体重70キロを目指す。