<高校野球秋季神奈川大会:慶応8-1横浜>◇14日◇3回戦◇保土ケ谷・神奈川新聞スタジアム

 常勝軍団・横浜が、慶応に8回コールドで完敗した。

 今春の関東大会初戦、霞ケ浦(茨城)に続く屈辱的なコールド負けは、守備の乱れから生まれた。1点ビハインドの4回1死三塁。スクイズで二塁手が一塁ベースカバーに入らず内野安打となり、さらに捕逸もありこの回3点を奪われた。打線も慶応・津留崎に散発4安打に抑えられた。

 渡辺元智監督(69)は「県大会でのコールド負けはほとんど記憶にない。先発した藤平(尚真=1年)のメドは立ったが、守備が足を引っ張ったのは残念」と嘆いた。試合後はグラウンドに戻り、2時間以上バント、スクイズのシフトを徹底確認。「久しぶりに合宿でもして座学でもやろうかと。何が何でも、夏に(甲子園に)行くという姿勢でやらなければ」。指揮官はあらゆる手をつくし、鍛え上げる構えだ。