常葉菊川、静岡勢50勝懸け千葉経大付戦
センバツ高校野球で連覇を狙う常葉学園菊川(静岡)が29日午前9時、3回戦で千葉経大付(千葉)と対戦する。28日は西宮市の鳴尾浜臨海公園で3時間の練習。2回戦直前に左足親指を負傷した丹治秀明外野手(2年)の代役として、7番左翼のスタメンには、守備力が買われた樋口政宏外野手(3年)の抜てきが確実になった。2年連続8強、県勢のセンバツ通算50勝が懸かる一戦。チーム最多本塁打男に期待が高まる。
未定だった7番左翼の先発は、チーム最多高校通算15本塁打の樋口がものにした。森下知幸監督(47)は、練習後に「スタメンは樋口でいきます。あいつの守備は安定している。打撃がダメでも(守備は)間違えない」と明言。さらに「打撃もいいと思う」と爆発を予言した。初優勝した前チームで初代4番に座った大器が、眠っている素質を開花させるチャンスを得た。
24日の初戦直前、メンバー発表後の練習で、レギュラーの丹治が左足親指に裂傷を負った。3日後の27日には走塁以外の練習に復帰し、この日は走塁もこなした。動きをじっくりチェックした森下監督は「傷が問題じゃない。樋口が悪ければ、途中で丹治に代える」と決断。守備力で他の控え外野手に勝る両者を比較し、練習で打撃好調をアピールした樋口を先発起用するに至った。
この日の樋口は、シート打撃で左方向への2安打を含む5打数4安打。「今日はよくなった。レフト方向へいい打球が飛ぶようになった。バットが振れてきた」と笑顔を見せた。打撃急上昇には、森下監督の助言が効いていた。初戦は3度目の甲子園で急きょ初先発したが、4打数無安打。26日の練習後、ホテルのビデオ室で森下監督と顔を合わせ「体が開いている。バットが(体に)近回りしている」と指摘を受けていた。外角球を強く振る意識を高め、結果を残した。
テレビ観戦した最速144キロの千葉経大付・斎藤圭祐(3年)打ちに自信を見せる。「打てそうな気がする。1回試合をやったので(緊張は)マシになると思う。外が多いので、逆らわずレフトへ打つ」。練習通りの打撃を披露する。【斎藤直樹】
[2008年3月29日7時47分 紙面から]
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