5日目が行われた全国高校野球選手権は6日、第3試合が降雨ノーゲームとなり順延となり、7日の第4試合に予定されていた仙台育英(宮城)対菰野(三重)は、7日目(8日)の第1試合に変更となった。この日、仙台育英ナインは大阪・豊中市の豊中ローズ球場で午後3時から最終調整を行っていたが、落雷と降雨のため約1時間の練習。これまで夕方からの試合に備え「夜型」の生活だったが「朝型」への切り替えに向け、足早に球場を後にした。

 練習開始から約1時間、フリー打撃を開始した直後だ。突然の落雷に佐々木順一朗監督(48)は、選手をベンチに引き揚げさせた。さらに甲子園の第3試合が順延-の報を受けると慌ただしさを増した。午後4時から早朝の第1試合への変更に同監督は「まいったなぁ。完全に夜型だったからね」。1日から第4試合に備え練習は午後。朝は午前8時起床で、昼まで宿舎で静養させていた。第1試合となれば起床は午前4時前後。だが「相手もビックリしているでしょう。(条件は)同じ」と切り替えた。

 選手も動じていない。主将の橋本到中堅手(3年)は「県でも1試合目が多かった。また県大会をやるんだという気持ちになれば引き締まる」と語った。また同主将は、第1試合での先頭打者アーチを宣言。この日先頭打者初球アーチを放った東邦(愛知)の山田祐輔主将(3年)に触発されていた。「先にやられましたね。相手は球が速いので合わせれば入る可能性がある。狙います」と、緊急事態にも笑顔だった。