<全国高校野球選手権:大阪桐蔭7-4報徳学園>◇15日◇準々決勝

 大阪桐蔭(北大阪)は7-4で報徳学園(東兵庫)を破り、3年ぶりの4強進出を決めた。

 4番萩原圭悟内野手(3年)が7回、右翼席にソロアーチをかけてリードを2点差に広げた。高校通算23号が待望の甲子園初アーチとなり「うれしかった」とほほ笑んだ。新チームが始動した昨秋、平田(現中日)から中田翔(現日本ハム)へと継がれてきた大阪桐蔭の4番の重責を果たした。主砲の1発だけじゃない。3点を追う展開を、先発全員16安打でひっくり返した。「リードされても子供たちが『粘っていこう』と声を出してた」と、西谷監督も大きな手応えを感じ取っていた。