現地15日、ホワイトソックスのアダム・ラローシュ一塁手が突然引退を発表し、その理由が異例だと話題になっている。
現在36歳で好打者として活躍してきたラローシュは現役を続行するためスプリングトレーニングに参加、契約も2年契約の2年目で年俸1300万ドルを残している状況だった。にもかかわらず15日、ツイッターで「ベースボール・ゲームと自分が受けた称賛以上のものを与えてくださったことを神に感謝する」という投稿をし、引退を表明したのである。しかもその投稿には“#FamilyFirst”(家族第一)という不可解なハッシュタグがつけられていたため物議を醸すこととなった。
この引退の謎を解き明かしたのがテレビ局、Fox Sportのケン・ローゼンハル記者だ。17日にツイッターで関係者の話として「ケン・ウィリアムズ・ホワイトソックス社長がラローシュにもうクラブハウスに14歳の息子を連れてくるなと話したため、彼は引退を選んだ」と伝えたのだ。さらに「ラローシュの息子、ドレイクはここ数年彼と旅をしてきた。去年のシカゴ・トリビューンの記事では彼はチームの”26番目の男”と呼ばれていた」とも続けた。
アメリカのプロ・スポーツでは選手が子供をスタジアムやキャンプに連れてくる光景は珍しいものではない。ただラローシュの場合、その度が過ぎ、チームから拒否されたため、これに気分を害したラローシュが「家族第一」を表明して引退してしまったというのである。
この騒動に対し、ウィリアムズ社長は「子供をクラブハウスやフィールド、スプリングトレーニングの場に連れてくることを許可する規定を変えたことはない。話題にしているこの若者、ドレイクは皆に愛されている」としながらも「彼の時間の100%をここで費やすべきでないと思う。彼はクラブハウスに100%、毎日いた」とドレイクがあまりにチームと共にい過ぎたことを指摘している。
実際チームはスプリングトレーニングのロッカールームにドレイクのロッカーを父親の隣に設けていたほどだった。また先の投稿にあったように新聞が記事にするほどドレイクの存在は有名だったようである。
たしかにここまで来るとチームの判断は適切と感じるが、それであっさりと巨額の年俸を振って引退するラローシュもすごいと言わざるを得ない。




