パイレーツにトレード移籍した岩村明憲内野手(30=前レイズ)が15日、四国八十八カ所の霊場巡り(お遍路さん)をスタートさせた。1番霊場の霊山寺(徳島・鳴門市)に一番乗りし、朝7時の開門とともに巡礼を開始。最初は参拝手順も分からず右往左往したが、次第に慣れてペースアップ。自ら車を運転し「徳島を訪れるのは15年ぶりくらい。高校時代の四国大会以来で、そのときは日ハム武田久(生光学園)と対戦しました」と思い出に浸りながら、この日は計19寺を巡った。

 それでも初日だけで同県内にある全23寺の踏破を目指していただけに、「これくらいが精いっぱい。大変さが分かりました」。途中には外国人の参拝客を見つけ、「チームメートに広める?

 英語の案内もあったし、いいんじゃない。まずは自分が(メジャーを)代表して、やってきます」と球界初の試み?

 として、修行の成果に意欲満々だった。