【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)20日(日本時間21日)=山内崇章】松坂大輔投手(29)岡島秀樹投手(34)田沢純一投手(23)が所属するレッドソックスのバッテリー組がキャンプインした。背中の張りで投球動作を回避していた松坂は、ベケット、レスター、新戦力のラッキー、ウェークフィールドの先発5人の第1グループで練習に参加。キャッチボールは行わなかったが、この日から上半身のウエートトレーニングを再開した。

 松坂は19日(同20日)に、フォートマイヤーズ市内の病院で検査を行い背中の張りは「異常なし」と診断された。フランコナ監督、エプスタインGMとの個別面談し、早ければキャンプ2日目の21日(同22日)にもキャッチボールを再開する見込みとなった。松坂は「ひじも肩も診てもらいましたが、問題はありませんでした。異常がなかったのでひと安心」と笑顔を見せた。

 キャンプ中のクラブハウスでは、松坂のロッカーは右隣が捕手バリテック、左隣は昨年まで阪神に在籍していたアッチソンとなった。この日の練習前には、アッチソンから片言の日本語であいさつされ談笑するシーンも見られた。12日以来8日ぶりに上半身のトレーニングを再開し「また同じようなことになっては元も子もないので、いきなり負荷をかけることなく、慎重にいきたい」と話した。