ツヨシの三塁特訓スタート!! 阪神西岡剛内野手(30)が27日、甲子園練習で本格的な三塁守備を開始した。通常メニューを終えた後に「おかわり特守」。約20分間、風岡守備走塁コーチの打つノックを受けた。本拠地グラウンドで三塁線や三遊間など球際へのゴロを捕り続け、捕球姿勢などを入念に確認した。

 今春キャンプでは二塁レギュラーを目指して上本と競ったが、和田監督に三塁での起用を告げられ、キャンプ最終日の25日に初めて三塁守備に就いていた。今日28日からの四国遠征には同行しない。和田監督は「この3、4日間でしっかりノックを受けて。1年間、戦う上でもう少し、準備期間としてやっておかないと。これから試合の日も少し受けるようにしたい」と今後の計画を明かした。

 2月のキャンプは二塁に専念しており、三塁守備を磨くのは3月に入ってからになる。甲子園での残留練習は「三塁特訓」を集中的に行う。この日は後方から高代作戦兼内野守備走塁コーチがチェックする念の入れよう。それでも、指揮官は不安視していない。「サードはゼロじゃない。ある程度、経験もある」。昨季は4試合、三塁で先発した。攻撃型オーダーを組むためにも、開幕に向けてまずは守備の手堅さを求める。