日本ハム中田翔内野手(25)が自己最速となる今季1号を放った。

 2回2死、カウント2ボールからの3球目、楽天入野から内角高め144キロ直球をフルスイング。高々と舞い上がった打球は、左翼ポールのはるか頭上を通り抜ける推定130メートル弾となった。

 「完璧でした。ファウルになるかなと思ったけど、いい感じで(打球が)スライスして(フェアゾーンに)戻ってくれた。ガラポン(先発ガラテの愛称)も一生懸命頑張っているし、1点でも多く取れて良かった」と、4番の仕事を果たした。

 1回の第1打席では中前打で今季初安打に思わず満面の笑みを浮かべた。直前には陽岱鋼が先制2ランを放っていたが「ホームランの後だったのでね、オレが大振りしても仕方ないと思うし、今までどおりにスイングしようと思ってた」とクールに快音を響かせ、豪快な一振りにつなげた。

 開幕3試合目での1号は8年目で最速のアーチとなった。