早大がサヨナラ勝ちし、12年春以来6季ぶりとなる優勝に王手をかけた。

 同点に追いつかれた直後、9回裏1死から、5番の石井一成遊撃手(3年=作新学院)がソロ本塁打して勝負を決めた。早大はこれで勝ち点4、8勝1敗1分けとした。最終週(30日から)の早慶戦で1勝すれば、優勝の可能性を残す慶大、法大は勝率で及ばず、44度目の優勝が決まる。

 高橋広監督(60)は「あそこで1発が出るとは思わなかった」。優勝については「これからです。慶大も連勝のチャンスがあるんですから」と慎重だった。