阪神が25日、獲得を検討している藤川球児投手(34)の代理人、団野村氏と接触し、状況調査を行った。レンジャーズはこの日、藤川を自由契約とする手続きがすべて完了したと発表した。日米全球団と入団交渉が可能となったことを受け、阪神高野球団本部長は「代理人の方とコンタクトはとっています。(獲得するかどうか)そういうことも含めて状況調査ですね。こちらも(米国でのプレーを)見に行ってますがメジャー、マイナーでどういう状況だったかという(調査)。オファーではありません」と説明した。

 また、坂井オーナーは大阪市内の電鉄本社で「(藤川獲得については)球団に任せていますので」と語るにとどめた。以前に球団の宝であると発言したことを、あらためて問われると「その通りだと思いますよ」と話した。17日にレ軍を戦力外となった藤川について古巣阪神はすぐ獲得検討に入り、予算の調整、現場へのヒアリングなども行っている。ただ、正式な獲得オファーを出すのは、慎重に状況を見極めてからとなりそうだ。