オリックスは大敗で連勝2でストップした。先発ブランドン・ディクソン投手(30)が今季ワースト5失点で5敗目。5回KOも今季最短だった。2回に田村への押し出し四球から逆転を許し3、4回も失点。防御率12球団トップだった勝ち頭がまさかの乱調。「真っすぐでストライクが取れずカーブも有効に使えなかった。いい形で終われたイニングもなかったし大事な場面でも打たれてしまった。申し訳ない」とうなだれた。

 福良監督代行も「あんなディクソンは初めて。コントロールが悪すぎた。3回くらいからスピードが落ちた。左足が合わなかったようだ」。2回には踏み出した左足がうまく着地できずバランスを崩す場面も。右腕にとってQVCマリンは5連敗と鬼門だ。

 6回は中継ぎ陣も火だるまで一方的な展開。この日はオリックスグループ応援デーで、宮内オーナーはじめ本社や関連企業社員ら2300人が来場。関東では年1回のイベントで寂しい結果となった。【大池和幸】