オリックス丸毛謙一外野手(26)が“引退試合”を行った。5番左翼で1回表の守備だけ出場。後方に上がった2番安部の左飛をしっかりラストキャッチした。

 1回表が終わるとナイン総出で迎えられ、ベテラン谷から花束が贈られた。「こんな盛大なセレモニーをしてもらって、十分悔いのない終わり方ができました。自分自身よくやったと思います」。スタンドからは両親が観戦。丸毛は涙を浮かべて感謝した。今年2月の1軍宮崎キャンプの守備練習中に左側頭部に打球が直撃。急性硬膜外血腫の開頭手術を受けてリハビリしてきたが、同じ場所に当たると、生命を脅かすリスクがあることから引退を決断した。任意引退の手続きを取り、今後は2軍スタッフとしてチームを支える。