中国・北京で今月開催される「世界陸上」に女子やり投げ日本代表として出場する海老原有希(29=スズキ浜松AC)が始球式を務めた。

 捕手役を務めた鈴木のミットへ、ノーバウンドでストライク投球。打者役のサブローから空振りを奪った。球速は100キロを計測。やり投げ選手の力を見せ、スタンドから大きな拍手が起きた。サブローと鈴木も驚いた表情だった。

 大役を終えると「真ん中あたりにストライクを投げることが出来たのでよかったです。これで世界陸上に向けて、いい弾みになりました。小学校の時に栃木で学童野球をしていたのですが、5年生の時に、練習試合で対戦したことのある1つ年上の岡田幸文選手と今日、投げる前にベンチでお話をしたことが、とてもうれしかったです。私がヒットで出塁して、一塁を守っていた岡田さんのいる一塁ベースまでいったという接点しかないのですが、私はずっと親近感を持っていました。これからも応援します。ちなみに私はショートを守っていました」と野球体験を明かした。