ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手(30)が危険球で退場した。味方打線が5点を挙げ、逆転した直後の4回裏。先頭打者の清田育宏外野手(29)への初球が顔面に直撃した。「内角を狙った直球が抜けてしまった。人生で初めてだ。2度とないことを願う。清田選手にもチームにも迷惑をかけた」。ぼうぜんとした表情でベンチに下がった。

 チームは逆転負けで、連勝は「8」でストップ。マジックも「36」で足踏みとなった。工藤公康監督(52)は「顔や頭には、どんなことがあっても、いかないようにしないといけない。清田君に申し訳ない気持ちだ。故意に投げる投手はいないが、ああなった以上は頭を下げないと」と謝罪した。