中日山本昌投手が世界記録をかけてヤクルト戦に先発。49歳363日で白星を挙げれば、ジェイミー・モイヤー(元ロッキーズ)の49歳180日を抜く、最年長勝利の世界記録となったが、2回途中、アクシデントが発生し緊急降板した。左手人さし指の突き指。最年長勝利記録はお預けとなった。



チーム1011
ヤクルト
中  日


左手人さし指の突き指

球団によると、左手人さし指の突き指。投球で腕を振った際、右脚に当てたという。山本昌は「こんな形でマウンドを降りてしまい申し訳ない」

2回表、左手を見つめながら降板する山本昌(撮影・今中雄樹)
2回表、左手を見つめながら降板する山本昌(撮影・今中雄樹)

2回アクシデント発生

先頭打者の大引へ3球目を投げた直後、異常発生。顔をゆがめベンチに合図。友利投手コーチがマウンドへ向かい、治療のためベンチに下がった。結局、降板。わずか22球。2番手には山井が登板した

2回途中、投球後に負傷交代する山本昌(中央)(撮影・今中雄樹)
2回途中、投球後に負傷交代する山本昌(中央)(撮影・今中雄樹)
2回途中、投球後に負傷交代しベンチ裏に向かう山本昌(後方)(撮影・今中雄樹)
2回途中、投球後に負傷交代しベンチ裏に向かう山本昌(後方)(撮影・今中雄樹)

初回1失点

まずは自身の記録を更新する最年長登板を達成

1番比屋根を3球三振。決め球は128キロのスクリューボール。2番川端を歩かせ3番山田に左前安打。暴投で二、三塁とし4番畠山に右犠飛を許し1失点。それでも5番雄平を空振り三振に仕留めた。初回の最速は133キロ

ヤクルト戦に先発した山本昌(撮影・今中雄樹)
ヤクルト戦に先発した山本昌(撮影・今中雄樹)


グラウンド入り

一礼してグラウンドに入る山本昌(撮影・今中雄樹)
一礼してグラウンドに入る山本昌(撮影・今中雄樹)
ダッシュで調整する山本昌(撮影・今中雄樹)
ダッシュで調整する山本昌(撮影・今中雄樹)
キャッチボールで調整する山本昌(撮影・今中雄樹)
キャッチボールで調整する山本昌(撮影・今中雄樹)
試合前に円陣を組むナインの後方からグラウンドに登場する山本昌(撮影・今中雄樹)
試合前に円陣を組むナインの後方からグラウンドに登場する山本昌(撮影・今中雄樹)
電光掲示板に山本昌の先発が表示される(撮影・今中雄樹)
電光掲示板に山本昌の先発が表示される(撮影・今中雄樹)

山本昌プロフィル

◆山本昌(やまもと・まさ=本名・山本昌広)1965年(昭40)8月11日、神奈川県生まれ。日大藤沢から83年ドラフト5位で中日入団。主なタイトルは最多勝3度(93、94、97年)最優秀防御率1度(93年)最多奪三振1度(97年)ベストナイン2度(94、97年)。94年には沢村賞に選ばれた。186センチ、87キロ。左投げ左打ち。推定年俸4000万円。家族は夫人と1男1女。